体外受精のステップが進んで、いよいよ採卵。
(※ここまでの診察や検査については、別の記事でまとめる予定です )
不安すぎて、ネットで体験談をめちゃめちゃ読み漁りました。
でも出てくるのは麻酔ありの記事ばかりで、麻酔なしの情報が全然見つからなかった…。
しかも、麻酔ありの人たちが「めちゃくちゃ痛かった」って書いてる。

え、麻酔ありでも痛いの?
麻酔なしってどうなるの…?
って、かなりビビってました。
結論から言うと、痛い。
痛いけど、想像していたよりは耐えられた。
この記事では、採卵当日の流れ、痛みの感覚、費用、術後の体調まで、できるだけ正直に書いていきます。
あくまで私一人の体験なので、全員に当てはまるわけじゃないけど、
同じように情報を探している方の参考になればうれしいです。
私のケース
・クリニックの方針:無麻酔(ボルタレンの坐薬あり)
・刺激法:アンタゴニスト法(飲み薬+ペン型の自己注射で卵胞を育てた)
・採卵した数:10個(うち1個は変性卵で、体外受精に使えたのは9個)
・採卵にかかった時間:10分くらい
・費用:37,280円(保険適用)
・病院にいた時間:5時間くらい
10個を無麻酔で…って、今思ってもなかなかすごい。
でもクリニックの方針がそうだったので、覚悟を決めるしかなかったです。
採卵の麻酔、どんな種類がある?
採卵のときの麻酔は、クリニックによって方針が違います。ざっくり3パターン。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 静脈麻酔 | 点滴で眠った状態で採卵。痛みを感じない。術後に覚醒まで数時間の安静が必要。まれに吐き気などの副作用あり。当日は車の運転NG |
| 局所麻酔 | 意識はあるけど、部分的に麻酔をかける。卵胞の数がそこまで多くなければ十分対応できる |
| 無麻酔(坐薬のみ) | 鎮痛剤の坐薬を入れてから採卵。痛みは感じるけど、体への負担は少なく回復が早い。 私はこのパターン |
私のクリニックは「無麻酔+坐薬」の方針でした。
坐薬は採卵の30分くらい前に入れて、効いてきたタイミングで処置が始まる流れ。
完全に痛みがなくなるわけじゃないけど、多少は和らげてくれていたのかもしれません。
採卵のこと
前日〜当日の準備
服装はゆるめのもので。
必要なものは病院で用意されていたので、持ち物で特に困ることはなかったです。
当日の流れ
8:30~13:50まで
約5時間の滞在!
- 8:30来院
朝、クリニックへ。夫も一緒に来院しました。
夫は病院の採精室で精子を採取・提出。そのあとは別行動です。 - 8:55内診・着替え・待機
まず内診があって、卵胞の状態を確認。
ここでボルタレン(坐薬の鎮痛剤)を入れます。
自分で入れるのかと思ったら、看護師さんに入れられてビックリ(笑)そのあとリカバリールームに移動して、手術着に着替えて待機しました。

リカバリールームのイメージ ちなみにこの坐薬、採卵中の痛みを完全に消すものではなくて、どちらかというと採卵後の痛みに効いてくれるものだそうです。なので、採卵中は普通に痛みを感じます…。
この待ち時間が地味に緊張する…。
- 9:25採卵
呼ばれて手術室へ。いつもの内診台と同じイスでした。
そして、動かないように足を固定されます。
かわぱん○足を縛られるのは最初びっくりした…!
エコーで卵胞の位置を確認しながら、膣から針を刺して卵子を吸引していきます。左右の卵巣からそれぞれ採取。
看護師さんが2人いて、そのうち1人のベテランの方がずっと励ましてくれました。肩をさすってくれたり、声をかけてくれたり。先生も「いまこうしてるよ」と都度声をかけながら進めてくれました。
かわぱん○あの看護師さんがいなかったら、もっとキツかったと思う。本当にありがたかった
モニターに採卵の様子が映っていたので、それを見ながら耐えてました。
時間にして10分もかからなかった。でも体感はもっと長く感じた…。
- 9:37~13:20安静〜食事
終わったあとはリカバリールームに戻って安静に。
痛みはちょっと痛むくらいだったけど、緊張でとっても疲れたから、ベッドで休んでました。
採卵から約1時間後、歩行確認と血尿チェックのためトイレへ。
看護師さんが付き添ってくれました。問題なければ食事解禁。

病院からおにぎりとお茶がでました✨
断食明けのごはんがうれしい…!さらに約1時間後に着替え。ここまではわりとのんびり。
自己注射の必要があるとの説明を受ける(OHSS予防のため)。
- 13:20~50内診〜帰宅
内診・診察 → 注射 → 会計
次回は1週間後。
精液検査の結果と、採卵結果、今後のことを教えてもらった。夫に迎えに来てもらって帰宅。
採卵の結果
採卵の結果は、10個採れました!
ただ、そのうち1個は変性卵(形が崩れている卵)で、体外受精に使えたのは9個。全部が使えるわけじゃないんだなぁ…。
痛みについて
ここが一番知りたいところだと思うので、できるだけ具体的に書きます。
ひとことで言うと、
「鋭い痛み。でも思っていたよりは耐えられた」
一番痛かったのは、針を刺す瞬間。
これはもう、はっきり鋭い痛みがあります。
普通は左右の卵巣に1回ずつ、合計2回のタイミングが一番痛い。
…なんですが、私は緊張しすぎて変な角度で座ってしまい、途中で座り直すことに。そのせいで針を刺すのが1回余分に増えました。

緊張してる人、座る姿勢は気をつけて…!(切実)
卵子を吸引するときも、痛いときとそうでもないときがありました。場所によるのかもしれない。
10個分だから回数は多かったけど、一回一回は短いです。涙は出なかった。

個人的には、卵管造影検査のほうが一撃の痛みは強かった…!
事前に「麻酔あり」の体験談をたくさん読んでいて、みんな「めちゃくちゃ痛かった」って書いてたんですよね。だから覚悟をかなり強めに持っていた。
その覚悟があったおかげで、「あ、思ってたよりいける」って思えたのかも。
やっておいてよかったこと
体験談をめちゃめちゃ見た・読んだ
これが一番大きかった。
麻酔ありの人でも「痛い」って書いてるのを見て、「自分はもっと痛いはず」と覚悟できた。
結果として心の準備が功を奏しました(?)
怖くなるから調べないって人もいると思うけど、私は調べておいてよかったタイプでした。
ゆるい服装で行った
お腹を締めつけない服。
帰りはゆっくりしか歩けないので、動きやすさ重視で正解でした。
採卵を土曜日に
排卵のタイミングがあるから自由に選べるわけじゃないけど、私はたまたま土曜日に採卵できました。翌日の日曜日も安静にできたので、結果的にこれはよかった!
お仕事をしている方は、できれば週末に合わせられるとラクだと思います。
軽食を持っていった
前日21時から断食で、当日は水分もNG。
採卵後に病院から軽食が出たんですが、正直足りなかった…。
自分でも何か持っていくと安心です。
リカバリールームでの暇つぶし
採卵後はリカバリールームでしばらく安静にするんですが、何をして過ごせばいいか事前に調べても、あまり情報がなかったんですよね。
私は本を持っていったけど、ベッドで横になる姿勢が一番ラクだったから正直読みにくかった。
結局スマホをいじって過ごしてました。横になりながらできる暇つぶしがあるといいかも。
夫に来てもらった
採卵後、一人で帰るのは普通にキツいと思う。お迎えは大事です。
採卵後のこと
体調・過ごし方
帰り道は痛みが残っていて、ゆっくりゆっくり歩きました。
帰宅後はおとなしく安静に。
日常生活に戻れないほどではなく、安静にしていれば落ち着きました。
私の場合は土曜日に採卵でした。当日はひたすら安静。
翌日の日曜日は朝カフェにお出かけしたけど、帰ってからは安静にしてました。
月曜日からは普通に日常を送れた感じです。
採卵後の自己注射が地味にしんどかった

採卵が終わってホッとしたのも束の間、「自己注射を4日間やってね」と言われました。

え、まだ注射あるの…!?
これはOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の予防のための注射だそうです。
事前に読んでいた体験談の中でも、やっている人はいました。
でも、まさか自分がもらうとは思ってなかった。
そしてこの注射がめちゃくちゃ痛かった…。
採卵のための自己注射とは別物で、打つたびにしんどかったです。
採卵本番の痛みばかり気にしていたけど、地味にこの4日間がキツかった。
これも事前に知っておきたかった情報です。
費用
・採卵の費用:37,280円
・保険適用
保険適用とはいえ、正直高かった…。
採卵の費用は採れた個数によって変わるので、事前に料金表はもらっていたんですが、実際に請求されるまであんまりイメージできてなかったです。
振り返って
麻酔なしの採卵、やってみてどうだったか。
耐えられた。
でも、もうやりたくはない。笑
ネットで調べたとき、麻酔なしの体験談が全然なくて不安だったんですよね。
痛みの感じ方には個人差があるし、麻酔なしが全員大丈夫とは言えない。
でも、「麻酔なしだったけど、なんとかなった人がここにいるよ」ということが、誰かの安心材料になればうれしいです。
これから採卵を控えている方、怖いのは当然です。でも怖さの大半は「わからないこと」からきてる気がしていて。実際にやってみたら、「あ、こんな感じか」って思える瞬間がくるかもしれません。
この記事が、少しでもその助けになれたら。
採卵のあとは、1週間後に病院で結果を聞きます。受精できたのか、培養はどうなったのか…。
ドキドキの1週間。その話はまた別の記事で書く予定です。
ちなみに、この記事の中で「卵管造影検査のほうが痛かった」と書きましたが、卵管造影検査の体験談はこちらにまとめています。
最後まで読んでくれてありがとうございました。




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