引っ越しのとき、インターネットの会社をどこにするかでけっこう迷いました。速さもほしいけど料金は抑えたい、そもそもこのマンションで使えるのか。あれこれ調べて、最終的に選んだのがNURO光です。
NUROと一緒によく名前が挙がるのがSo-net光。
実はこの2つ、同じソニーグループのサービスです。
そして今、そのNUROが2026年9月に値上げします。このまま続けるか、いっそSo-netに乗り換えるか。
——値上げをきっかけに、実際に2年使ってきた立場で、So-netと何が違うのか改めて考えてみました。
そもそも、私がNURO光を選んだときの話
NUROにしたきっかけは引っ越しでした。
前の家では別の回線(J:COM)を使っていたのですが、新しいマンションだと遅いプランしか対応しておらず、これを機に乗り換えることに。見ていた基準は、
- 料金(月いくらか)
- 速度(ちゃんと速いか)
- このマンションで使えるか
この3つです。
調べたらNUROが使えると分かり、料金と速度の口コミも見て、そのまま決めました。
NURO光とSo-net光の違いは?実は「同じ会社」
比べる前に、前提を1つ。
NURO光とSo-net光は、どちらもSony Network Communications(ソニーネットワークコミュニケーションズ)という同じ会社のサービスです。
ただし、使っている回線の仕組みは別物。
ここが、料金や速度、使えるエリアの違いにつながっています。
- NURO光… NURO独自の回線を使う。そのぶん速度が出やすい一方、使えるエリアは全国ではない(2026年時点で24都道府県・順次拡大中。対応エリア内でないと申し込めない)
- So-net光… NTTのフレッツ光を使った「光コラボ」。全国のフレッツ光エリアで使えるぶん、速度は一般的な光回線と同じくらい
NUROは「速いけどエリア限定」、
So-netは「全国で使える標準的な光回線」。
NURO光とSo-net光を比べてみた(料金・速度・エリア)
※注意:NURO光の欄は私が実際に使っている内容+公式情報、So-net光の欄はすべて公式サイトの情報です。料金やキャンペーンは変わりやすいので、申し込み前に必ず各公式サイトで最新の内容を確認してください。数値は2026年7月時点で確認したものです。
| 項目 | NURO光 for マンション (私が使用中) |
So-net光 S / M / L (公式情報) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 2ギガ 3,850円/10ギガ 4,400円 ※2026年9月から2ギガ4,235円・10ギガ4,840円に改定 |
S 3,400円/M 4,895円/L 5,995円(Mは当初2年ほど割引で3,300円) |
| 回線の仕組み | NURO独自回線 | NTTフレッツ光コラボ |
| 使えるエリア | 対応エリア限定 | 全国のフレッツ光エリア |
| 速度の目安 | みんそくの実測ランキング上位・下り最大2Gbps(独自回線) | 実測の下り平均は300Mbps前後(みんそく)・一般的な光回線と同水準 |
| 工事費 | 44,000円(分割・毎月割引で実質無料/実質無料には24か月利用が条件) | 29,040円(2026年9月から39,600円)※特典で実質無料 |
| 契約の縛り | 契約期間の縛りなし(ただし工事費を実質無料にするには2年利用が必要) | 契約期間の縛りなし・解約金なし |
| Wi-Fiルーター | 無料レンタル(追加料金なし) | 最大6か月無料、その後 月660円 |
| スマホセット割 | SoftBank/ワイモバイル | au/UQ mobile/NUROモバイル |
| おもな特典 | キャッシュバック・開通月無料・他社からの乗り換え費用還元・最大2か月の無料体験(お試し)など | キャッシュバック・工事費実質無料など |
表にすると、料金と速度で選ぶならNURO寄り、エリアや柔軟さで選ぶならSo-net寄り、とざっくり分かれます。ただ、これはスペック上の話です。
NURO光を使ってみて感じたこと
速度は、動画も会議もゲームも困らないくらい
fast.comで、時間帯を変えて測ってみました。結果はこんな感じです。
| 時間帯 | 下り速度 | 上り速度 |
|---|---|---|
| 朝 | 250Mbps | 400Mbps |
| 昼 | 460Mbps | 430Mbps |
| 夜 | 180Mbps | 230Mbps |
平均は下り297Mbps・上り353Mbpsくらい。夜は少し落ちますが、動画やオンライン会議で止まって困ったことはほぼありません。計測のもう少し詳しい話はNURO光のレビュー記事にまとめています。
開通までは、ちょっと待つ
気になったのは開通までの時間です。
私の場合、申し込んでから使えるようになるまで約1ヶ月かかりました。工事も宅内・屋外で2回。
引っ越し直後に「今日からネットを使いたい」というタイプだと、この待ち時間はけっこうネックになります。私は繁忙期を外した時期でこれくらいだったので、新生活シーズンに申し込むなら、もう少し余裕を見ておいたほうがよさそうです。
料金は、納得できた
私がいま毎月払っているのは、だいたい3,600円です。
工事費は毎月の割引で実質無料になる仕組みです。
NUROには、最大2か月の無料体験もあります。
開通から2か月以内なら、月額も工事費も事務手数料もかからずに解約できる仕組みです。住んでみて速度が合わなければやめられるので、申し込みのハードルは低め。
こうやって実際に試せる回線は、他社を見てもなかなかありません。
ただ、この料金は2026年9月から改定されます(後述)。
So-net光はどんな人に向く?
So-net光は1ギガのプランがS / M / Lの3つに分かれています。
違いは、混雑する時間帯にどれだけ快適に使えるか(回線の優先度)です。
- S… 日中の利用が中心な人向け。混雑する時間帯は速度が落ちる場合あり。そのぶん料金は安め
- M… 昼も夜も標準的に使う人向け。ふつうのネットの使い方をひと通りカバー
- L… 夜にゲームや動画をよく見る人向け。混雑する時間帯も専用の高速帯域が使える
料金はS<M<Lの順で上がります。マンションだとSが3,400円あたりからで、NUROと同じくらいの価格帯から始められます。しかもS・M・L のプラン変更は最短翌日・工事不要。使ってみて合わなければ、後から変えられます。
So-netが向くのはこんな人です。
- NUROの対応エリア外に住んでいる人… So-netは全国のフレッツ光エリアで使えます。NUROが届いていない地域でも申し込めるのが強みです
- au/UQ mobile を使っている人… セット割の対象がau・UQ・NUROモバイル。
このキャリアなら月々の割引が効きます(NUROはSoftBank/ワイモバイル側) - 契約の縛りを避けたい人… 契約期間の縛りがなく、解約金もかからないと明記されています
- プランを自分で選びたい人… S / M / L から選べるので、料金と使い方のバランスを取りやすいです
逆に気をつけたいのは、
Wi-Fiルーターが6か月を過ぎると月660円かかること
速度は独自回線のNUROに比べると一般的な光回線と同じくらい、という2点です。
【申し込み前に】2026年9月からの変更点(NURO・So-net)
NURO光は、2026年9月から料金と一部の運用が変わります(NURO公式のお知らせ 2026年6月15日で発表済み)。これから申し込むなら、ここは要チェックです。
月額料金が改定される
物価や人件費の上昇を理由に、2026年9月の利用分(10月請求分)から月額料金が改定されます。マンションの場合はこう変わります。
- マンション2ギガ:3,850円 → 4,235円(+385円)
- マンション10ギガ:4,400円 → 4,840円(+440円)
これは新しく申し込む人だけでなく、私のような既存の利用者も対象で、私の料金も9月から上がります。
解約時の機器返却が「自己負担」になる
もう1つ、2026年9月1日以降に解約する場合、レンタル機器(ONUなど)の返却方法が変わります。これまでは着払い(NURO側の負担)で集荷に来てもらえましたが、9月からは自分で発送を手配し、送料も自己負担。送料の目安は約1,450円です。無料体験の期間で解約する場合も、この送料はかかります。
金額そのものは小さいですが、解約のときにひと手間と送料が増えます。
So-net光も9月から変わる(月額は据え置き)
じつは値上げはNUROだけではありません。同じソニーグループのSo-netも、2026年9月・10月に改定があります(So-net公式のお知らせ)。
- 月額:So-net光 S/M/L(1ギガ)は据え置き(上がるのは10ギガのみ)
- 初期費用(9月から):工事費 29,040円→39,600円、事務手数料 3,500円→6,050円
つまり、乗り換え先のSo-net(1ギガ)は月額こそ上がりませんが、9月からは申し込むときの初期費用が高くなります。NUROを続けるにせよSo-netに乗り換えるにせよ、2026年8月末までに動くほうが、費用面では有利になりそうです。
結局、どっちを選べばいい?
「で、自分はどっちなの?」を、選びやすい順に整理します。
一番はっきりしているのがここです。NUROは対応エリアが限られているので、住んでいるマンションが対応していなければ、そもそも選べません。
- NUROの対応エリア内 → NUROも候補に入る
- NUROの対応エリア外 → So-net(全国のフレッツ光エリア)が現実的な選択肢
まずはNURO公式でエリアを確認して、そこで絞るのが早いです。
両方エリア内で使えるなら、次に効いてくるのがスマホのセット割です。
- SoftBank/ワイモバイルを使っている → NUROのセット割が使える
- au/UQ mobile/NUROモバイルを使っている → So-netのセット割が使える
スマホ代とセットで考えると、ここで月々の負担が変わってきます。
最後は使い方です。私は速度にも料金にも不満がなく、NUROで満足しています。在宅ワークやオンライン会議、動画やゲームで速さを重視するなら、独自回線のNUROが向いています。ゲーム好きなら、NUROにはPS5®をリースで使える月額オプションもあります(他社ではあまり見ない、NUROならではの特典)。ゲーム機まわりも一緒に考えたい人には、ここが決め手になることも。
逆に、「プランを選びたい」「全国どこでも同じ条件で使いたい」「とにかく縛りを避けたい」なら、So-netのほうが合う場面もあります。
まとめ
同じソニーグループのNURO光とSo-net光を比べてきました。
独自回線で速度が出やすい/エリアは限定/SoftBank・ワイモバイルのセット割/私は2年使って速度・料金ともに満足
全国で使える/S・M・Lから選べて縛りなし/au・UQ・NUROモバイルのセット割
私は引っ越しを機にNUROにして、速度も料金も納得しています。NUROのエリア内で、SoftBank系のスマホを使っている人には、体験としておすすめできます。エリア外だったり、au・UQを使っている人は、So-netという選択肢も頭に入れておくと選びやすくなります。
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