「保険適用になったって聞くけど、実際いくらかかるの?」
「ネットの情報はバラバラで、リアルな金額がわからない…」
私も体外受精を始める前、一番気になっていたのが費用のことでした。
私の場合、保険適用でも採卵〜妊娠判定までで約20万円かかりました。
この記事では、採卵の準備〜妊娠判定までに窓口で実際にいくら払ったかを、通院ごとに全部公開します。使える制度や、事前に知っておきたかったこともまとめました。
※あくまで私の場合の金額です。クリニックや治療法、お住まいの地域によって金額は変わります。
- 実際に窓口で払った総額:約20.1万円(保険適用・3割負担・通院8回)
- 通院ごとの費用内訳:採卵〜凍結 約14.4万円 / 移植 約5.4万円 / 妊娠判定 約0.2万円
- 高額療養費や付加給付で戻ってくるお金
私のケース
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 30代夫婦 |
| 不妊検査の結果 | 2人とも異常なし |
| 刺激法 | アンタゴニスト法(飲み薬+自己注射) |
| 受精方法 | スプリット法(ふりかけ法+顕微授精) |
| 採卵数 | 10個(うち成熟卵9個) |
| 受精数 | 9個(受精率100%) |
| 凍結数 | 4個(胚盤胞) |
| 保険 | すべて保険適用(3割負担) |
体外受精の体験談をシリーズで書いています。
治療の流れ・採卵の痛み・受精結果などが気になる方はこちらから!
体外受精の費用、全部でいくらだった?
採卵の準備〜妊娠判定まで、合計で約20.1万円でした。

約20万円。覚悟はしてたけど、やっぱり高い…。
保険適用前はもっとかかってたはずだから、本当にありがたい。
内訳はこんな感じです。
| ステップ | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 事前準備 | 夫の感染症血液検査 | 4,400円(※自費) |
| 通院1回目 | 採血+薬の処方(クロミッド・自己注射) | 17,710円 |
| 通院2回目 | 卵胞チェック+採卵日確定+点鼻薬 | 5,070円 |
| 通院3回目 | 採卵(10個) | 37,280円 |
| 通院4回目 | 受精結果+培養・凍結 | 79,910円 |
| 通院5回目 | 移植周期:卵胞チェック+血液検査 | 4,050円 |
| 通院6回目 | 移植周期:排卵確認+移植日決定+薬 | 8,070円 |
| 通院7回目 | 移植当日 | 42,230円 |
| 通院8回目 | 妊娠判定(血液検査) | 2,090円 |
| 合計 | 約200,810円 |
※夫の感染症検査のみ自費(保険適用外)。
私の分は不妊治療を始めるときに済ませていたので(そのときの費用は約1万円)、体外受精の費用には入っていません。それ以外はすべて保険適用(3割負担)です。
何にいくらかかった?通院ごとの内訳
特に高かったのは、培養・凍結(約8万円)と採卵準備〜採卵(約6万円)でした。
採卵準備〜採卵の費用:約6万円

採卵に至るまでの通院3回で、合計60,060円かかりました。
| 通院 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1回目 | 採血+薬の処方(クロミッド・自己注射) | 17,710円 |
| 2回目 | 卵胞チェック+採卵日確定+点鼻薬 | 5,070円 |
| 3回目 | 採卵(10個) | 37,280円 |
| 合計 | 60,060円 |


受精・培養・凍結の費用:約8万円
採卵から9日後、結果を聞きに行った日に79,910円を支払いました。
体外受精の費用は、採卵数・受精方法・凍結数で数万円単位で変わります。
私の場合は採卵10個・受精9個・凍結4個、受精方法はスプリット法(ふりかけ法+顕微授精を半分ずつ)でこの金額でした。ふりかけ法のみならもう少し安くなると思います。

移植の費用:約5.4万円
採卵の次の周期に移植をしました。
自然周期だったので、通院は3回。3回目が移植当日です。
| 通院 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 5回目 | 卵胞チェック+血液検査 | 4,050円 |
| 6回目 | 排卵確認+移植日決定+膣錠・飲み薬 | 8,070円 |
| 7回目 | 移植当日 | 42,230円 |
| 合計 | 54,350円 |
自然周期だったので薬が少なく、ホルモン補充周期より費用は抑えめだったと思います。

通院のスケジュールはこちらにまとめています。

妊娠判定の費用:2,090円
移植から約2週間後、血液検査で妊娠判定をしました。

この通院が一番ドキドキした。
結果は陰性でした。
使える制度と戻ってくるお金

窓口で支払ったお金が全部自己負担になるわけではなく、戻ってくるお金もあります。
| 制度 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 高額療養費制度 | 月の自己負担が上限額を超えた分が戻ってくる | マイナ保険証があれば手続き不要。月単位の計算なので注意 |
| 付加給付 | 健保組合の独自制度で、月の自己負担が2万〜2.5万円を超えた分が返ってくる | 全員が対象ではないので自分の保険組合に要確認 |
| 医療費控除 | 年間の医療費が一定額(10万円 or 所得の5%)を超えたら確定申告で税金の一部が還ってくる | 通院の交通費も対象。日付・交通手段・金額をExcelなどにまとめておくと楽 |
| 自治体の助成金 | 自治体によって独自の助成がある | 「不妊治療 助成金 2026 ○○市」で検索 |

付加給付がある健保でした!
今は反映待ちです。
費用のことで知っておきたかったこと
実際に体外受精を経験して、事前に知っておきたかったなと思ったことが3つあります。
不妊治療は「生理周期」単位、でも高額療養費は「月」単位
不妊治療は生理周期ごとに区切られているけど、
高額療養費は1ヶ月(1日〜末日)で区切られます。
治療が月をまたぐと、費用が分かれて高額療養費の対象とならない場合があります。
私の場合はこんな感じになりました。
| 月 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 3月 | 採卵準備〜採卵(通院3回) | 60,060円 |
| 4月 | 受精結果+移植(通院4回) | 134,260円 |
| 5月 | 妊娠判定(通院1回) | 2,090円 |
生理周期で言えば、採卵準備〜受精結果までが1つの区切りで、ここが一番お金がかかる。
でも月をまたいだことで3月と4月に分かれてしまい、高額療養費の計算もそれぞれの月で別になる。
不妊治療の区切りで計算してくれてたら、もっとお金が戻ってきた可能性があるのに…
こんなこと考えてもしょうがないんですけどね…
わかりそうでわからない高額療養費制度
高額療養費を調べていたとき、
「21,000円以上じゃないと対象にならない」という情報を見て焦りました。
卵胞チェックだけの日は数千円だから、「え、それは計算に入らないの?」と。
結局のところ、
不妊治療の病院だけに通っているなら気にしなくていいみたいです。
21,000円ルールが関係するのは、
複数の病院に通っていて、それぞれの支払いを合わせて計算したい場合だけ。
不妊治療の病院1つだけの話なら、
1ヶ月の費用を合算して高額療養費を計算するから、すべての金額が対象になるみたい。
付加給付の返金には時間がかかる
付加給付は、対象の月から3〜4ヶ月後に口座に振り込まれる形です。
めちゃ遅い!
採卵日や移植日は数万円単位になるので、支払い方法は事前に確認しておくと安心です。
私のクリニックはクレジットカードも使えるのでありがたい。
まとめ
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 採卵準備〜採卵(通院3回) | 60,060円 |
| 夫の検査(自費) | 4,400円 |
| 受精・培養・凍結 | 79,910円 |
| 移植(通院3回) | 54,350円 |
| 妊娠判定(通院1回) | 2,090円 |
| 合計 | 約200,810円 |
採卵の準備から妊娠判定まで、保険適用で約20.1万円でした。
決して安くはないけど、付加給付や医療費控除で戻ってくる分もあるので、実質の負担はもう少し下がるはずです。
お勤め先の健康保険組合に「付加給付」の制度があるかどうかは、保険証に書いてある組合名で検索すると確認できます。ある場合は自己負担がさらに下がるので、治療を始める前に調べておくと安心です。
ちなみに2022年4月より前は体外受精が保険適用外だったため、同じ内容でも自己負担は数十万円高かったと言われています。
保険適用になった今のうちに始められたのは、タイミングとしてはよかったのかもしれません。
「体外受精っていくらかかるんだろう?」と不安に感じている方に、少しでも参考になればうれしいです。
※この記事は2025年〜2026年の治療体験に基づいています。診療報酬や制度は改定されることがあるため、最新の情報は各クリニックや健康保険組合にご確認ください。



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